スマホで文字を打つのがつらい方へ! 大きく見やすく、楽に入力するコツ
はじめに:スマホでの文字入力、困っていませんか?
スマートフォンの便利な点はたくさんありますが、「文字を打つのがどうも苦手で…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
LINEで家族や友人とメッセージを送ったり、インターネットで知りたいことを調べたり、スマホを使う上で文字入力はとても大切です。でも、画面の文字が小さく感じたり、キーボードがたくさん並んでいてどこを押せばいいか分からなくなったり、指がうまく動かなかったりすることもありますね。
この記事では、スマホで文字を打つのが大変だと感じている方に向けて、文字を大きく見やすくする方法と、楽に入力する方法を、一つずつ丁寧にご説明します。
「難しそう」「私には無理かも…」と心配しないでください。いくつかの簡単な設定や、便利な機能を知るだけで、文字入力がぐっと楽になりますよ。まずは、できるところから一緒に試してみましょう。
文字入力をもっと見やすくする方法
文字入力の画面が見にくいと感じる場合、いくつかの設定を変えることで、画面全体の文字や、キーボードの文字を大きくできます。
スマートフォンの種類(iPhoneかAndroidか)によって設定の場所が少し違うことがありますが、基本的な考え方は同じです。ここでは、一般的な方法をご説明します。
1. 画面全体の文字サイズを変える
これは、スマホに表示される文字すべてを大きくする設定です。LINEのメッセージや、インターネットのページなど、文字入力以外の部分にも影響します。
- スマートフォンのホーム画面にある「設定」という名前のアイコンを探して、押してください。歯車のマーク⚙️のようなアイコンが多いです。
- 「設定」の画面が開いたら、画面を指で下の方にゆっくりとなぞってスクロールしてください。「画面表示」「ディスプレイと明るさ」「アクセシビリティ」などの項目を探します。(※お使いの機種によって名前が異なります)
- 見つけたらその項目を押してください。
- 新しい画面の中に「文字サイズ」「フォントサイズ」といった名前の項目があるはずです。それを押してください。
- 文字の大きさを調整できるバーやボタンが表示されます。指で操作して、見やすい大きさに調整してください。
- 調整が終わったら、設定画面を閉じてみてください。画面の文字が全体的に大きくなっているはずです。
2. キーボードの文字サイズを変える(または大きく表示する工夫)
キーボードのボタンに表示される文字だけを大きくする専用の設定は、すべての機種やキーボードアプリにあるわけではありません。しかし、いくつかの方法でキーボードを見やすくすることができます。
- 画面全体の文字サイズ設定の影響: 上記の「画面全体の文字サイズを変える」設定で文字を大きくすると、キーボードの文字も一緒に大きくなる場合があります。まずはそちらを試してみてください。
- キーボードアプリの設定: お使いのスマートフォンに入っている「キーボードアプリ」(文字を入力するときに出てくるキーボードの種類)によっては、そのアプリ独自の設定でキーボードの見た目を変えられることがあります。もし設定項目があれば、「キーボードの高さ」「文字サイズ」のような項目がないか探してみてください。
- 見やすいキーボードアプリを使う: 標準のキーボード以外にも、高齢者向けにボタンが大きく表示されるように工夫されたキーボードアプリなどが存在します。もし標準のものでどうしても見にくい場合は、そういったアプリを探してみるのも一つの方法です。
文字入力をもっと楽にする方法
キーボードのボタンを一つずつ押すのが大変だと感じる場合でも、文字を入力する方法は他にもあります。特におすすめなのが「音声入力」です。
1. 声に出して文字を入力する「音声入力」
これは、あなたが話した言葉をスマートフォンが聞き取り、自動的に文字にしてくれる機能です。キーボードを使うよりも、ずっと楽に入力できることがあります。
- LINEやメールなど、文字を入力したい画面を開きます。文字を入力する場所(入力欄)を指で一度押すと、画面の下半分くらいにキーボードが出てくるはずです。
- キーボードが表示されたら、キーボードの中やその近くに、マイクの形をしたボタン🎤を探してください。多くの場合、スペースキーの左側や右側、あるいは数字や記号の切り替えボタンの近くにあります。
- そのマイクのボタンを一度だけ押してください。
- 画面が切り替わり、「音声入力中です」「話してください」といった表示が出るか、マイクのマークが光ったり動いたりします。
- その状態で、文字にしたい言葉をスマートフォンに向かってはっきりと話しかけてください。(例:「こんにちは、元気ですか」)
- 話し終わると、あなたの話した言葉が文字になって入力欄に表示されるはずです。
- もし間違って変換されてしまった場合は、表示された文字を指で押して、出てきた選択肢から正しいものを選び直すことができます。または、マイクボタンをもう一度押して、話し直すこともできます。
【音声入力のコツ】 * 周りが静かな場所で行うと、より正確に聞き取ってくれます。 * 少しゆっくり、はっきり話すと伝わりやすいです。 * 句読点(、や。)を入れたいときは、「まる」「てん」と声に出して言うと、自動で入れてくれる場合があります。(例:「おはよう まる」と話すと「おはよう。」と入力される)
まずは短い文章から試してみてください。慣れると、長文の入力もとても楽になりますよ。
2. よく使われるその他の入力方法
スマートフォンには、他にもいくつかの入力方法があります。お使いのキーボードの設定によって選べるものが違いますが、代表的なものを簡単にご紹介します。
- フリック入力: 日本語の入力でよく使われる方法です。「あ」のキーを長押しして、指を上下左右にすべらせる(フリックする)ことで、「い」「う」「え」「お」と入力できます。最初は練習が必要ですが、慣れると素早く入力できます。
- QWERTY(クワーティ)キーボード: パソコンのキーボードと同じように、アルファベットが並んだ形のキーボードです。ローマ字入力に慣れている方にはこちらの方が使いやすいかもしれません。「KONNICHIWA」と打つと「こんにちは」と変換されます。
どちらの方法も、キーボード画面の下にある「地球儀」のマークや、キーボードの切り替えボタンを押すことで、他の入力方法に切り替えられる場合があります。一度試してみて、ご自身に合った方法を探してみるのも良いでしょう。
もしうまくいかなかったら? 不安を解消するヒント
新しいことに挑戦するときは、うまくいかないこともあるものです。でも、大丈夫。焦らず、一つずつ確認してみましょう。
- 設定の場所が見つからない: スマートフォンの「設定」画面には、画面の上の方に虫眼鏡🔍のマークがあることがあります。これを押すと、「設定」の中身を言葉で検索できます。「文字サイズ」や「ディスプレイ」のように、探したい設定の名前を入れて検索してみるのがおすすめです。
- 音声入力が反応しない:
- スマートフォンの「設定」の中の「プライバシー」や「アプリ」、「マイク」といった項目で、使いたいアプリ(LINEなど)がマイクを使うことを許可されているか確認してください。
- インターネットに繋がっていないと、音声入力が使えない場合があります。Wi-Fiに接続されているか、通信ができているか確認してください。
- 静かな場所でもう一度試してみてください。
- 画面や操作が違う: お使いのスマートフォンの機種や、利用しているキーボードアプリによって、画面のデザインやボタンの場所が少しずつ違います。この記事では一般的な手順をご説明していますが、もし大きく違う場合は、スマートフォンの取扱説明書を見たり、購入したお店や通信会社のサポート窓口に相談したりするのも良い方法です。
まとめ:少しずつ慣れていきましょう
スマホでの文字入力は、最初は難しく感じるかもしれません。でも、文字を大きく見やすく設定したり、音声入力のような便利な方法を使ったりすることで、ぐっと楽になります。
完璧にマスターしようと気負う必要はありません。まずは、文字サイズを変えてみる、音声入力を一度試してみる、といった簡単な一歩から始めてみてください。
毎日少しずつ使ってみることで、きっと指や頭が慣れてきて、「あれ?前より楽にできるかも!」と感じる瞬間が来るはずです。
この情報が、あなたのスマートフォンをもっと快適に使うためのお役に立てれば嬉しいです。もし分からないことがあれば、周りの詳しい方に聞いてみたり、スマートフォンのサポートを活用したりしながら、あなたのペースで進めていってくださいね。応援しています。